活動家たちのストーリー

Photo: ©AC Dimatatac
map of the Northwest Territories with photo of Ellen Gillies

エレン・ギリース(Ellen Gillies)

エレン・ギリースは、カナダ北部ノースウエスト準州の州都イエローナイフを拠点に活動するコミュニティ・オーガナイザーです。主にイエローナイフのディネ(Dene)族の自治体と、ノーススレーブ地域のメティス(Métis)族の自治体(いずれも英王室やカナダ政府に譲渡されていない先住民の土地)で活動しています。エレンは、カナダと準州の両政府に対し、カナダ版グリーン・ニューディールを強く提唱してきました。 エレンが気候オーガナイジングをスタートしたのは、学生時代にモントリオールでダイベストメント運動に参加したことがきっかけです。その後の2019年、カナダ連邦議会総選挙において気候を選挙の争点とすることを目指し、グリーン・ニューディール推進派候補を応援する、若者たちによるパワフルなキャンペーン「アワー・タイム(Our Time)」を通じ、カナダの350チームとの関係を深めました。
map of the Philippines with photo of Mitzi Jonelle Tan

ミッツィ・ジョネル・タン(Mitzi Jonelle Tan)

ミッツィ・ジョネル・タンは、フィリピンのメトロマニラ(マニラ首都圏)を拠点に活動する、気候正義活動家です。ミッツィは、「フライデーズ・フォー・フューチャー(Fridays For Future: FFF)」のフィリピン支部「フィリピンの気候アクションを求める若者の声(Youth Advocates for Climate Action Philippines: YACAP)」で、議長とグローバル広報を担当しています。またFFF Internationalにも意欲的に参加、気候正義を求め政策提言を行うとともに、「影響がもっとも深刻な地域((MAPA)の人々の声がグローバルな政策決定に反映されるよう取り組んでいます。

活動家になったのは、2017年、フィリピンの先住民族のリーダーたちと協力したことがきっかけです。それを機に、公正で環境にやさしい社会を実現するには、皆で力を合わせ行動を起こすこと、そしてシステム変革が必要だと感じています。

map of South Africa with photo of NKANYISO

ンカニソ(Nkanyiso)

こちらはンカニソ。南アフリカのクワズール・ナタール州の町、ニューカッスルのコミュニティでは、誰もが知る根っからの活動家です。そんなンカニソは、地域団体「ニューカッスル環境正義同盟(Newcastle Environmental Justice Alliance : NEJA)」でオーガナイザーを担当、「持続可能な開発と地域固有の生態系のための環境正義と気候正義」を追求することに情熱を注いでいます。 350 Africaチームのチポ・ピール(Tshepo Peele)が招待したことをきっかけに、私たちはンカニソと一緒に仕事をする機会に恵まれました。当時ンカニソは、「ダーバン南部コミュニティ環境アライアンス&グラウンドワーク(South Durban Community Environmental Alliance and GroundWork)」主催の環境正義を求める運動「ナショナル・ガッシュダウン・フラックダウン・ギャザリング(National Gasdown Frackdown Gathering)」に参加していたことから、素晴らしいパートナーシップが生まれました。またンカニソは、アフリカの脱炭素を目指す運動「アフリカヴーカ(AfrikaVuka)」の導入トレーニングにも参加しています。
map of Brazil with photo of Alexandre Anderson De Souza And Daize Menezes De Souza

アレクサンドル・アンダーソン・デ・ソウザ(Alexandre Anderson De Souza)とデイズ・メネーゼズ・デ・ソウザ(Daize Menezes De Souza)

アレクサンドル・アンダーソン・デ・ソウザ(Alexandre Anderson De Souza)とデイズ・メネーゼズ・デ・ソウザ(Daize Menezes De Souza)
ブラジルのリオデジャネイロの漁師であり、地域リーダーを務める、アレクサンドル・アンダーソン・デ・ソウザとデイズ・メネーゼズ・デ・ソウザ夫妻。20年にわたり2人は、ブラジルでもっとも人口密度の高い地域のひとつ、グアナバラ湾で度々発生する、漁師コミュニティへの攻撃や石油流出事故をめぐり、抗議活動と再発防止に取り組んできました。

2人は、製油所、造船所、パイプライン、石油タンカーなどから流出した石油を、ボートで追跡する草の根団体、「Ahomar(グアナバラ湾の海の男女協会)」で、もっとも意欲的に活動しているメンバーでもあります

map of Fiji with photo of Ernest Gibson

アーネスト・ギブソン(Ernest Gibson)

アーネスト・ギブソンは、フィジーを拠点に活動する、350 太平洋気候戦士の一員です。350のトレーニングプログラム「パシフィック・パワ・アップフェローシップ」参加後、現在は太平洋島嶼国の唯一の代表として、国連事務総長(UNSG)の青少年アドバイザリー委員会(委員計7名)に参加、気候や公衆衛生、政策提言活動に貢献しています。 また世界保健機関(WHO)でのフルタイムの仕事や学校、家族とのバランスをとりながら、350 Fijiのボランティア調整スタッフとして活動に従事しています。
map of Malaysia with photo of Ili Nadiah Dzulfakar

イリ・ナディア・ドザルファカー(Ili Nadiah Dzulfakar)

気候活動家でありフェミニストでもあるイリ・ナディアは、マレーシアで気候変動に取り組む団体「Klima Action Malaysia(KAMY)」を共同設立しました。KAMYは、若者や女性、先住民コミュニティをはじめとした、脆弱な人々の集団に働きかけ、一緒に積極的に気候正義を求める、若者たち中心のムーブメントです。またイリ・ナディアは、ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)において、平和と安全保障という視点から環境と気候危機を捉えるイニシアチブ「平和環境(Environment of Peace)」のアドバイザーを務めているほか、国際NPO「クライメート・トラッカー(Climate Tracker)」の主任研究員も務めています。さらにアジア気候集会(Asia Climate Rally)および東南アジア気候同盟(Southeast Asia Climate Alliance)で、キャンペーンも担当しています。

アクション+キャンペーン

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活動家のストーリー

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