皆さん、こんにちは!

350 Japanスタッフのモエギです。

 

350 Japanは3月に「気候変動コミュニケーター養成コース」、略してCCCCを開催!

気候変動防止に向けて意欲的に行動を起こすことのできる人材育成を目的に、コミュニケーションを軸としたトレーニングを含む全3回のコースを実施しました。

 


今回は東京だけでなく、京都、大阪の3都市で開催。

コースは3日に渡って
<DAY1:気候変動問題の基礎知識 >
<DAY2:世界各国で行われている対策 >
<DAY3:実践的なアクション方法 >
と3つのテーマをそれぞれをじっくりと学び、実践の練習をしました。


グループ・エクササイズでは小グループに分かれて『パリ協定について知っていることはある?』『現在の日本の政策についてどう思うか?』などメンバー同士でアイデアをシェア。また『石炭ディベート』では、実際に石炭火力発電に《賛成》、《反対》の立場に立って意見を交わすなどのアクティブなエクササイズを体験。気候変動に対する知識や情報発信する力をつけました。

また学びを実践に移すため、自分の預け先銀行を見直すことで気候変動アクションを起こす<ダイベストメント宣言>を家族・友人などに「説明」し、100人以上の宣言が集まりました。(詳しくはHPから!)。自分の言葉で説明することに最初は戸惑いもあったようですが、グループで成功・失敗体験を共有することでコミュニケーション能力を高める機会となりました。「温暖化のために預け先銀行を見直すことができる」というアクションの説明をすることで、サステナブルなお金の流れを作る第一歩になったと思います。

 


参加者の職業はさまざまで中学生から大学生、アパレルのスタッフや天気予報士、旅行会社やゲストハウスのスタッフ…。中にはサーファーや船乗りの方が肌感覚で気候変動の危うさを感じてコースに参加してくださり、「実際に海の水温が上がっている」、「漁獲量が減少している」などの声が上がりました。東京で暮らしていると気づきにくい気候の変化に対しての生の声を聞き、より一層『発信』と『行動』の重要性を感じた瞬間でした。

 

なかでも印象的だったのは、350.orgのムーブメントの広がりについて、みなさんの反応がとても大きかったことです。「学生数名の行動が世界規模のムーブメントになった事実を知り、自分たちへの希望を感じた」「私たちにもこれからできることがたくさんある」など、ポジティブな意見を聞くことができました!気候変動に対してアクションを取ることは、日本ではまだまだメインストリームではありません。しかし、個々の力が集まり、より大きくなることで気候変動問題はやっと解決への軌道にのることができます。

多くの人が温暖化に対して不安を抱き、同時に希望を持ちながら未来に対して真剣に考えている、そんな様子を垣間見ることができたコースでした。

 


今後、CCCCを通して出会った仲間とどんなアクションを取ることができるかとワクワクしています。
普段活動する東京だけでなく、京都、大阪にも同じ志を持った仲間ができたことはとても大きな収穫です。

 

 

7月には同コースを東京でイベント振替開催を予定!
最新の情報は350 Japanのホームページ・メールリストフェイスブックツイッターでの情報をご確認ください!

 

モエギ