なんと!ダイベストメントした人が100人を超えましたーーーー!祝
12月12日現在、ダイベストメント報告をした人数119人。総額にして約437,800,000円のお金が地球にやさしい銀行へと移行されました!
国際環境NGO団体350.ORGの日本支部350Japan が行っている、11月6日~12月12日の間に開催されている今回のキャンペーンでは、化石燃料や原発関連企業にお金を流す銀行から預金を引き揚げ、地球にやさしい銀行へと口座を乗り換える100人と5団体の「ダイベストメント」を目指しています。
今回は、ダイベストメントのご報告から集計し、移行先の銀行「地球にやさしい銀行」と移行前の銀行「地球にやさしくない銀行」のランキング最新版を発表します!
「地球にやさしい銀行」ランキング
1位:ソニー銀行
前回同様1位の座は、「ソニー銀行」。報告してくださった方のうち32人がソニー銀行へと口座を乗り換えています。
環境対策への具体的な目標設定が評価されているようす。サービスの面では、ワンタイムパスワードの発行でセキュリティ対策も万全、毎月指定額を自動入金してくれるサービス「おまかせ入金サービス」や外貨対応、ネットバンキングにまつわる機能の充実も人気の理由のようです。
また、新規クレジットカード発行や一定金額利用でPlayStationのVRが当たるキャンペーンなど、面白いキャンペーンを展開しているのも見所。
2位:城南信用金庫
2位は、こちらも前回と同じ「城南信用金庫」。16人の方が城南信用金庫へと口座を乗り換えています。
「反原発」を掲げ、自然エネルギーへの積極的投資や地域経済の支援から、ファンの方も多い城南信用金庫。環境問題とは切っても切れない「エネルギー」を重要視する方はここがオススメです◎
また、城南信用金庫の専用アプリでは、提携している専門家に相談できたり、新規口座開設やローン申請、振込手続きができて、とっても便利!(アプリについてはこちら)口座開設をご検討の方はぜひアプリも活用してみてください!
3位:楽天銀行
3位は、こちらも変わらず「楽天銀行」。9人の方が楽天銀行へと口座を乗り換えています。
振込などのさまざまな銀行取引で「楽天スーパーポイント」が貯まり、そのポイントが楽天市場で使えるとあって、買い物の利便性やサービスの手厚さから人気のようです。また、デビットカードとキャッシュカードが一体になったカードや、クレジットカードとキャッシュカードが一体になったカードなど、カードにバリエーションがあるのも魅力の一つ。
4位:ジャパンネット銀行
4位になったのは「ジャパンネット銀行」。 6人の方がジャパンネット銀行へと口座を乗り換えています。
ジャパンネット銀行は、1分おきに新しいパスワードを生成する「トークン」を導入していることでセキュリティが万全。持ち歩きたくない人には、アプリも用意されています。それに加え、法人口座が開設できることや、事前登録した振込先に振込予約できるWEB一括振込サービスもあることで、経営者の方に人気の銀行です。
さらに、Tポイントが現金化できたり、「ヤフオク!」落札代金支払いに便利な「Yahoo!かんたん決済」が手数料無料になるなど、嬉しいサービスも。こういったサービスを利用したい人にはオススメの銀行です。ローン支払いの案内やデビットカード利用履歴をショートメッセージ(SMS)でお知らせしてくれたり、定期自動入金できるなどのサービスも充実しています。
「地球にやさしくない銀行」ランキング
1位:三菱東京UFJ銀行
1位は、「三菱東京UFJ銀行」。報告してくださった方のうち39人が、UFJからダイベストしました。
三菱東京UFJ銀行の親会社である三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)は、2014〜2016年の3年間で、約1兆円を化石燃料関連企業に融資しています。さらには、パリ協定が採択されたにもかかわらず、2015年の約955億円から、2016年には約2,440億円に増額させています。
環境破壊に加担してしまっているUFJ。にもかかわらず、気候変動影響への適応プロジェクトなどを支援する「緑の気候基金(Green Climate Fund=GCF)」の認証機関に登録されています。これは、国連からの気候変動の資金が集まるところで、この資金の使い道を管理する銀行として選ばれている点には、疑問が残ります。
2位:みずほ銀行
2位は、2017年無責任銀行ジャパン大賞を授与している「みずほ銀行」。報告してくださった方のうち18人が、みずほ銀行からダイベストしました。
前回もご紹介しました、他国の原住民の命の水を奪う「ダコタ・アクセスパイプライン建設プロジェクト」に一番融資しているみずほ銀行。その金額は約602億円に上ります。
先日350 Japanスタッフは、他の環境団体の方々と一緒に国際協力銀行(JBIC)前にて、インドネシア西ジャワ州・チレボン石炭火力発電事業 拡張計画反対運動のアクションを行ってきたのですが、みずほ銀行はこのプロジェクトにも約960億円を融資しています。
インドネシア チレボンから声を届けるために来日したサウンさん
3位:三井住友銀行
3 位は、「三井住友銀行」。今回報告してくださった方のうち15人が三井住友銀行からダイベストしました。350 Japanが行った調査では、三井住友銀行は、2011年 4月〜2016年 1月の間に、化石燃料関連企業に1.5兆円、原発関連企業に2.900億円を融資しています。
また、前述した「DAPL」では約270億円を融資。そして、2011年から2016年の原発関連企業への融資および引受額では、みずほフィナンシャルグループの9,000億円に次いで、三井住友フィナンシャルグループは約4,300億円に達しています。
キャンペーンも残すところあと2日!
銀行の資金となるのは、みなさんの預貯金です。銀行の顧客であるみなさんが立ち上がり、アクションすれば、きっと銀行も考え直してくれるはず。ぜひこのキャンペーン中にダイベストメントを実行に移して、地球にやさしいお金の循環をつくりましょう!
地球にやさしい銀行リスト
私たちは、今回のキャンペーンを通じ、地球にやさしい銀行を選ぶ人を増やして、大手銀行各社に「パリ協定との整合性がある地球環境に配慮した投融資を行うこと」を求めていきます!
キャンペーン公式ホームページ では、ダイベストされた参加者人数を記録するトラッカーをご用意しています。また、地球にやさしい銀行の選び方を分かりやすく紹介する動画やキャンペーンに参加してくださった方全員に、地球にやさしい銀行の選び方ガイドをプレゼントしています!
キャンペーン最終日であり、「パリ協定」採択から2年記念日でもある12月12日に合わせて、ダイベストメントをした人数と移動された推定金額を日本で初めて発表します。どうぞお楽しみに!
12月12日まで開催している「レッツ、ダイベスト!〜未来のために銀行を選ぶ1ヶ月〜」に参加できる方法はこちら!
- HP : www.letsdivest.jp をチェック!
- キャンペーンに参加登録したら、地球にやさしい銀行45社リスト、ダイベストメント・ガイドを手に入れる!
- 銀行選ぶ!乗り換える!報告する!
来たる12月11日(月)には、アクションしたい人を募り、三大銀行前に集まってその場で地球にやさしくない口座を閉鎖するアクションも行う予定です◎ぜひ皆さんも公式FacebookとTwitterでフォローください!
#Letsdivest #銀行選び #ForParis #ダイベストメント