口座から
未来を変えよう

口座から
未来を変えよう

預金先の銀行に「クールバンクに変更する意志」があることを伝え、方針転換を促します。
クールバンクに乗り替えました!」と報告することでよりパワフルに方針転換を後押します。

知っていますか?
預けたお金の使われ方

日本の銀行、
世界の石炭火力発電
開発企業への支援の事実。

ドイツのNGOUrgewaldの調査により、2019年1月〜2021年10月の間、世界の石炭火力発電の開発企業に対して融資を行った世界の金融機関のうち、日本の3メガバンクがトップ3を占めていたことが明らかになりました。

さらに驚きの事実

排出量の93%がエネルギー起源

日本では、温暖化の原因である温室効果ガスの排出の9割は二酸化炭素(CO2)であり、その93%はエネルギー起源です。つまり、化石燃料(石炭・石油・天然ガス)の使用をいかに減らし、脱炭素社会に移行するかがが鍵となります。今のペースで人類がCO2を出し続けると、あと7年未満で放出できるCO2の量(カーボンバジェット)を使い果たしてしまいます。

脱石炭が急務なワケ

CO2を最も多く排出するのが石炭火力発電所です。石炭火力はたとえ高効率であってもLNG(液化天然ガス)と比べて発電時に約2倍のCO2を排出します。気温上昇を1.5度に抑えるために、2020年以降の新設は許容できず、2030年には先進国で、2040年には世界全体で全ての石炭火力発電所を廃炉にする必要があると科学は警告しています。

再エネへの転換が加速

再エネの価格ダウンが進み、今日、アジアを含む世界の主要なマーケットで、新規再エネが新規石炭火力よりも安くなり、既存の石炭火力を稼働させるよりも安くなる日も近いとされています。再エネが石炭火力に取って代わられるため、石炭火力は座礁資産(価値を大きく毀損する資産)となるリスクが高く、その損失は6000億ドルにも上ると言われています。

わたしにできることって
なんだろう?

国を超えてつながる
ダイベストメントの輪

「投資」を意味するインベストメント(investment)に対して、ダイベストメント(divestment)は「投資撤退、投融資引き揚げ」などと訳されます。気候ダイベストメント運動は、最初はたった数人の大学生から始まりました。学生たちは、大学が寄付基金を化石燃料企業に投資していたことを突き止め、そのような企業から投資を撤退してほしいと大学に訴えたのです。

運動は瞬く間に世界中の国や地域、業界を超えて広がりました。アメリカ大陸からヨーロッパ、そしてアジアへ、また大学などの教育施設、宗教組織、慈善財団などから、地方自治体、さらに金融業界にまで広がりを見せています。

預けたお金で気候変動を加速?

私たちが銀行や金融機関に預けたり、運用するために投資したお金の行き先をご存知ですか?銀行や金融機関は、預かったお金を様々な事業に投融資し、運用します。もしかすると、そうしたお金が回り回って、気候変動を加速するような化石燃料事業に振り向けられているかもしれません。

お金の流れをサステナブルに

金融機関が気候変動を加速するような事業ではなく、再エネなどの脱炭素を実現するサステナブルな事業を支援するよう、預金者・顧客として声を届けることが大切です。意思表明のパワフルな手段の一つは、預金を、化石燃料や原発などを支援している金融機関からダイベストし、そうした産業を支援していない「クールバンク」に乗り換えることです。

化石燃料にも原発にも投融資していない銀行

COOL BANKは、地球温暖化の原因となる『化石燃料』や、持続可能でない『原発』に投融資が確認されなかった金融機関と定義しています。

多くの銀行の場合、銀行口座に預けているお金は、その銀行が化石燃料や原発関連企業に貸出したり、投資する資金源となってしまっています。

気候変動を悪化させている銀行から預金を引き上げ(ダイベスト)、口座を乗り換えることが、その資金源を断ち切らせる一歩になります。

集まった声はどのように届けられるの?

銀行との対話

350 Japanは、銀行や金融機関と定期的な対話を行っています。「宣言」や「報告」の賛同者数を元にした、預金者や顧客の声を届けるとともに、問題の多い事業について懸念を伝えたり、海外の金融機関の政策比較などを共有することで、銀行に方針強化を促しています。

政府機関との対話

350 Japanは、金融機関のみならず、関係する政府機関とも対話を行っています。政府として、サステナブルな金融行政をどのようにして実現していくのか、といったテーマについて定期的な意見交換を行っています。

報道機関等による情報発信

350 Japanは国内外の報道機関に対して、キャンペーンに関する情報発信を行っています。私たちのプラットフォームを超えて、キャンペーンの内容がより多くの人に伝わり、参加する人が増え、金融機関の行動変容の後押しとなることを期待しています。

ダイベスト報告

クールバンク」に乗り換えました!という報告を多くの人から集めることで、大手金融機関に環境に配慮した行動をより力強く促すことができます。すでに、多くの個人・団体のダイベスト報告があります!

ダイベスト・ストーリー