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学生・市民運動が盛んであった1970年、より多くの人に環境問題について考えてもらいたいという想いを持ったアメリカ合衆国上院議員のゲイロード・ネルソンが地球環境について考える日として4月22日をアースデイ(=地球の日)としました。それはたちまち世界へと広まり、今や様々な国で盛大に祝われています。

日本では1990年に第1回目のアースデイが開催され、現在では日本全国でアースデイのイベントや企画が行われています。東京では、毎年4月22日のアースデイに一番近い土日に、代々木公園で「アースデイ東京」が開催されています。

今年の「アースデイ東京2016」のキャッチコピーは「アースネイティブ言宣」です。アースネイティブとは、宇宙的視点から地球を生命体ととらえ、アースデイの出発点である『愛と平和』の理念にもとづいて、母なる地球に敬意を持ち行動できる人のことを意味します。

350.org Japanはアースネイティブ宣言として、「市民の地球温暖化対策、ダイベストメント!」と宣言しています。ダイベストメントを普及させ、地球温暖化問題への意識を高めるため、地球温暖化トークセッションズをアースデイ東京2016で企画しています。ぜひご参加ください!


トークセッション#1.渋谷区長と考える気候変動 ―真にグローバルな渋谷を目指して―

昨年末にパリで開催されたCOP 21で、地球温暖化を「1.5度未満」におさえると195カ国が合意しました。初日(23日)に長谷部健渋谷区長をスペシャルゲストとして迎え、グローバルな課題である地球温暖化に対して渋谷区がどのような取り組みを展開できるのか、その可能性を様々な角度から模索するトークセッションを開催します。同セッションでは、地球温暖化に取り組む海外の国々や自治体、市民団体による先進的な事例などを紹介しながら、アースデイのテーマである「アース・ネイティブ宣言」と重ねる形で、「グローバル市民」の一員である「渋谷民」が一人ひとりどういう取り組みを行うことができるのかも探ります。

こちらのイベントの詳細は下記をご覧ください:

日時:4月23日(土曜日)開演16:00~17:00

登壇者:

1)渋谷区長 長谷部健

2)WWFジャパン 気候変動・エネルギーグループリーダー 山岸尚之

3)350.org Japan 代表 古野真

4)東京大学大学院・環境政策専攻 仏環境研究家 ニコラ・ルー

<<こちらのトークセッションに関する渋谷区よりのPRはこちらでご覧になれます。>>


トークセッション#2.金融リスクと地球温暖化:ダイベストメントってなに?

アースデイ東京2日目の4月24日にはA SEED JAPANとのコラボレーションで、日本ではまだまだ知られていない金融と気候変動のつながりについてゲストを招いて話し合います。地球温暖化より生じる世界経済への「金融リスク」を削減するために世界中の金融機関がすでに取り組みを始めています。同時に、世の中のお金の流れを変えることで地球温暖化防止につながる、「ダイベストメント運動」が国際的に最も勢いが出ています。「ダイベストメント」とは地球温暖化に一番加担している石炭や石油などの化石燃料関連企業から投資を引きあげるとこです。世界中の行政・金融機関・個人や様々な団体がダイベストメントの動きにどう取り組んでいるのか、そしてこの動きをどう日本で広めていけるかについてディスカッションを行います。

こちらのイベントの詳細は下記をご覧ください:

日時:4月24日(日)開演 11:00 ~ 12:00

登壇者:

1)ASEED JAPAN共同代表 土谷和之

2)株式会社ニューラル代表取締役 夫馬賢治

3)350.org Japan 代表 古野真

4)地球環境研究センター気候変動リスク評価研究室長 江守正多


このアースデイを機に、ダイベストメント(持続不可能な化石燃料や原発関連企業から資金を引きあげる活動)をこれから日本でも広めるため、#DivestJapan キャンペーンの元になる「ダイベストメント声明」も発表します。「ダイベストメント声明」への賛同者募集は4月22日から開始します!