ドイツ、ボン—11月8日

国際環境350.ORGが支援する太平洋地域の様々な草の根、最前線、先住民コミュニティを代表する「パシフィック・クライメート・ウォーリアー」の方々は先日、ボンで行われているCOP23で、世界の指導者らに、気候変動に対してより野心的な行動を取るよう促しました。 世界中の太平洋諸島の人々が自分たちの島や人々を守るための行動を求めていることを目の当たりにした、#HaveYourSeiキャンペーンの絶頂期を記念する特別な式典で、ウォーリアーの方々は伝統的な大きなタパクロスに身を包み、キリバス共和国のアノテ・トング元大統領を含む、太平洋諸島の指導者たちや島の代表団のメンバーたちに対し、気候変動に関する宣言を行いました。

この宣言には、トケラウのシオピリ・ペレス首相、サモアのラグビーチーム、また、海面の上昇により移転される、太平洋初の州都であるソロモン諸島チョイスル州の長を含む、23,000人以上のサポーターの方々が署名されました。

「これは太平洋主導のCOPであり、今回私たちは、世界の皆様に、太平洋の真の声に耳を傾けていただくために参加しました。 太平洋の国、私の国が、初めてCOP大統領を務めさせていただきます。 世界の指導者の皆様がこの瞬間の意義を認め、本当の気候の正義を保証するという約束に敬意を払っていただけましたら幸いです。 20年以上にわたり、何度も交渉は行われましたが、危険な気候変動から太平洋の各家庭や生計を守るための必要な措置は、一向に取られていません。 私たちは美しいともに暮らす家を守るために戦っています」と、フィジーのクライメート・ウォーリアー、ジョージ・ナセワ氏は述べています。

「自分たちの陸地ですでに気候変動を目の当たりにしている者として、私たちが直面しているお話をどうしてもお伝えしなければなりません。 また、私たちは気候変動の推進者たちに責任を負わせ、彼らに対し、化石燃料をあるがままに地中に残しておくのに必要な措置を直ちに取らねばならないことを分からせる必要があります」と、マーシャル諸島のクライメート・ウォーリアー、キャシー・ジェトニル・キジナー氏は述べました。

パシフィック・クライメート・ウォーリアーの方々による気候変動に対する宣言では、以下を要求しています:


  • ー新しい化石燃料インフラをすべて禁止し、既存のプロジェクトを停止し、計画された拡張を止めること。 これは、2050年までに100%再生可能エネルギーに向けて急速に移行するというコミットメントに合わせるべきです。

  • すでに不可逆的な損失と被害に直面している国々に必要な資金と支援を即座に提供すること。 また同時に、進行中の気候変動による影響に対処するための適応メカニズムを即時確立すること。
  • 化石燃料業界が、今後気候変動に対する行動を遅らせ、弱め、阻止することができないように、UNFCCCプロセスに参加することを禁止すること。
  • 世界の平均気温が工業化以前の水準から5度を超えないようにするための国際的な各種取り組みを含めた、パリ協定で求められているすべてを行動に移すこと。

「気候変動は現実に起きており、今私たちに影響を与えています。 太平洋と世界のコミュニティのために立ち上がり、さらなる気候変動による大惨事を避けるために今すぐ行動しなければなりません。 このCOPは、汚染者たちの利益ではなく、人々のための会議にしなければなりません」と、ジョージ・ナセワ氏は締めくくりました。

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*写真とビデオ映像をご利用いただけます*

詳細および各インタビューについてメディアパックーパシフィック・クライメート・ウォーリアー

ボン:メラニー・マトーチ、350.org ヨーロッパ・コミュニケーション・コーディネーター、[email protected] +49 151 5812 0184

フィジー:350.org代表ナイソー・トゥイドラキ、[email protected], +679 93 18 190

COP23での350.orgの各イベントと活動の全リストは以下から入手可能です:http://bit.ly/350atCOP23