気候変動との戦いにおいて、日本を含む東アジアは最も重要な地域です。この地域の多くの国は地域社会や生態系への損害を及ぼす化石燃料の採掘場や石炭火力発電所を数えきれないほど抱えております。一方で、そういった破壊的な産業への巨額の資金提供を国内外で行っている国も東アジアの中にたくさんあります。
最も環境負荷が高い化石燃料開発プロジェクトに立ち向かっている地域のコミュニティーの人々と寄り添い、化石燃料事業への投融資を再生可能エネルギーへ移行することを共に求め、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを政府に呼びかけることで350.org東アジアチームはエネルギー革命の種をまいています。
この動きにあわせて、350.org東アジアチームは東アジア気候変動リーダー育成プログラムの一環として、東アジア気候変動リーダーズキャンプ(EACLC=East Asia Climate Leadership Camp)を設立しました。キャンプは東アジア各地で気候変動防止に取り組むリーダーとなる人々を集め、互いにアイディアを出し合いながら様々な活動や取り組みについて学ぶことを目的とします。
キャンプ終了後、参加者たちはいっそう連携を強化しながら、それぞれのキャンペーンを展開しつつ、東アジア地域全体の長期的なキャンペーン戦略についても共に考えていくことができます。
ベトナムで開催された第一回目のキャンプでは多くのユースとともに化石燃料産業からの投資撤退(ダイベストメント)をどう広めるべきかについて戦略を練り、昨年韓国で開催した第二回目のギャザリングでは日本、台湾、フィリピン、中国、香港、インドネシア、ベトナムを含む国や地域のユースが東アジア・ダイベストメント・ネットワーク(DEAN)を設立しました。これからはDEANのネットワークをさらに拡大し、各国で繰り広げられている活動などのストーリーを広めていきたいと考えています。
今年台湾で開催することになった第三回目のキャンプで参加者は、東アジアにおける化石燃料ファイナンスについての知識を深め、破壊的な化石燃料開発プロジェクトが東アジアの国々の様々なコミュニティにどのような影響を及ぼしているのかについて語るためのストリーテリングのスキルを身に着けます。さらに、東アジア地域における化石燃料ダイベストメントを含む気候変動対策についての長期的な戦略を他の参加者と議論できます。
350.org東アジアチーム主催のこのキャンプで、参加者は下記を体験できます。
応募手続き
応募受け付けは本日より、締め切りの7月12日(水)までです。面接は7月17~19日の間に350.org東アジアチームのメンバーによって行われ、参加者への正式な合否通知は、7月21日(金)までにメールで送信いたします。
参加条件
必須条件
キャンプ開催日程および会場
EACLC仮日程
キャンプは東アジア気候変動リーダー育成プログラム、ならびに東アジア気候変動ウェブワークショップと連携して開催されます。現地でかかる費用は350.orgが負担しますが、渡航費については、面接後に通知いたします。詳しい情報に関しましては、下記連絡先に直接お願い致します:
<英語でのお問い合わせ>
リャンイー・チャン(Liangyi Chang)
東アジア地域キャンペーン・コーディネーター
[email protected]
<日本語でのお問い合わせ>
棚尾真理絵
350 Japan 広報担当
[email protected]
または、 350.org東アジアチームの他の担当者にお問い合わせください