ヴァン・ジョーンズ(Van Jones)
ヴァンは、人権問題や自然エネルギー経済で世界的に有名な先駆者で、受賞歴もあります。 また、次の3つの非営利組織の共同発起人でもあります。 エラ・ベイカー・センター・フォー・ヒューマンライツ(The Ella Baker Center for Human Rights)、カラー・オブ・チェンジ(Color of Change)、グリーン・フォー・オール(Green For All)。 彼は、グリーンジョブをテーマにしたベストセラー書籍、『グリーン・ニューディール:グリーンカラー・ジョブが環境と経済を救う(原題:The Green Collar Economy)』の作家でもあります。 また、2009年にはオバマ政権のグリーンジョブ・アドバイザーも務めました。 現在、リビルド・ザ・ドリーム(Rebuild the Dream)の事務局長です。
ガス・スペス(Gustave Speth)
ガスは、受賞歴のある環境保護界のリーダーで、著書に『The Bridge at the Edge of the World: Capitalism, the Environment, and Crossing from Crisis to Sustainability』や『地球環境危機を前に市民は何をすべきか―レッド・スカイ・アット・モーニング(原題:Red Sky at Morning: America and the Crisis of the Global Environment)』などがあります。 彼は、国連開発計画の役員や国連開発グループ議長、エール大学森林・環境学部長など、多方面で活躍しています。 また、世界資源研究所創設者および所長であり、ジョージタウン大学法学部教授、 環境品質における米国諮問委員会(Council on Environmental Quality)の委員長、天然資源保護協議会の上級弁護士および共同発起人でもあります。 彼が現在役員を務めている団体には、天然資源保護協議会、世界資源研究所、ロックフェラー兄弟財団、新経済研究所、ニュー・エコノミー・ネットワーク、サステナブルコミュニティ研究所などがあります。
ベッツィー・テイラー(Betsy Taylor)
ベッツィーは、ブレークスルー・ストラテジ&ソリューション (社会貢献、企業、非営利団体の顧客に戦略的サービスを提供するコンサルティング会社)の社長です。 また、2011年4月に350.orgと合併した、「1Sky」の共同発起人および委員長(Board President)でした。 彼女は、センター・フォー・ニュー・アメリカン・ドリームを設立し、代表を務めました。また、責任ある購入ネットワーク(Responsible Purchasing Network)を発足し、ワシントン・マガジンが選ぶ、「ワシントンD.C.の大都市エリアで働きたい職場トップ50」の一位になるなど、数多くの賞を獲得しました。 ベッツィーは、メルク・ファミリー・ファンド(Merck Family Fund)、スターン・ファミリー・ファンド(Stern Family Fund)、オッティンガー・ファウンデーション(Ottinger Foundation)のエグゼクティブディレクターを歴任した他、環境助成団体協会(Environmental Grantmakers Association)の設立メンバーおよび役員でした。 著書には、『Sustainable Planet: Solutions for the 21st Century, What Kids Really Want that Money Can’t Buy』や『More Fun, Less Stuff』があります。
ヴィッキー・ラトゥー(Vicky Rateau)
ヴィッキーは、オックスファム・アメリカの国内外の組織化、食物の安全および気候変動に関する啓蒙活動のキャンペーン・マネージャーです。 ヴェッキーは、オックスファム・インターナショナルの「Make Trade Fair」キャンペーンなど、過去11年間を通じて、数多くの国際的な貧困撲滅キャンペーンのリーダー的役割を果たしています。 また「ONE」キャンペーンで、フィールド・ディレクターや「SEIUユニオン」のオーガナイザー、1Skyの役員も歴任していました。
ビリー・パリッシュ(Billy Parish)
ビリーは、ソーラー・モザイク(Solar Mosaic)の共同発起人であり代表でもあります。 それ以前は、クリーン・エネルギーや気候問題解決を重点的に取り組む「エネルギー・アクション・コーリション(Energy Action Coalition)」を共同設立し、世界最大規模の若者の組織に成長させました。 2007年、米国で最も若い アショカ・フェローに選出されたビリーは、若者や気候問題、グリーンジョブに関する数多くの雇用創出に、尽力しました。 また、ワーナー・ミュージック・グループ傘下のグリーン・ミュージック・レーベルであるグリーン・アウル・レコード(Green Owl Records)の共同設立者でもあり、他にも複数の企業や非営利団体の役員も務めています。
リチャード・シジック牧師(Rev. Richard Cizik)
リチャード牧師は、『The High Cost of Indifference and For the Health of the Nation: An Evangelical Call to Civic Responsibility』の著者です。 気候変動問題に取り組むきっかけとなった2002年以降、米国のキリスト教福音派コミュニティ内外で、気候変動への取り組みを主導しています。 彼は、2002年にオックスフォードで開催された、地球温暖化に関する「オックスフォード宣言」を策定した気候フォーラム2002の参加者でもあります。また、2006年に始まった福音派の気候に関する取り組み(Evangelical Climate Initiative)の立ち上げに尽力しました。
コリン・ビーヴァン(Colin Beavan)
コリンは、作家、演説家、環境活動家で、「ノー・インパクト・マン(No Impact Man)」と称されることが多く、長年、環境に影響を及ぼさないライフスタイルを実践し、その経験を綴った著書『No Impact Man: The Adventures of a Guilty Liberal Who Attempts to Save the Planet』で、広く知られています。 彼は、国際的な環境非営利のノー・インパクト・プロジェクト(No Impact Project)を発足させました。このプロジェクトは、コミュニティ活動や環境政治への参加などを通じて、市民が自らのライフスタイルを環境配慮型へ改善できるように支援しています。 また彼の著書名のは、ニューヨーク・タイムズ、クリスチャン・サイエンス・モニターなど、多数の米国内外の報道機関の記事テーマに採用されています。 ビーヴァンのウェブサイトはこちら。colinbeavan.com
リズ・バトラー(Liz Butler)
リズは17年以上に渡り、環境問題分野の組織化および運動を行う活動家の中でリーダー的存在で、市場と議会双方への働きかけを重視しています。 ForestEthicsを共同で設立し、10年間に渡り組織ディレクターを務めていましたが、 その後1Skyに加わり、最近までキャンペーン・ディレクターとして活躍していました。 彼は、アメリカン・ランズ・アライアンスの国内組織ディレクターと、ミズーリ公益リサーチグループのディレクターも歴任しています。また、グリーン・コープの環境リーダーシップ・トレーニングプログラム卒業し、その際に、グリーン・コープから同窓会功労賞第三位を授与されています。 また、リズの啓蒙活動が認められ、ニューリーダー・カウンシルの「フォーティ・アンダー・フォーティ(40 Under 40)」賞も授与されています。
レノックス・イヤウッド牧師(Rev. Lennox Yearwood
レノックス牧師は、聖職者や地域の活動家、ヒップホップ界で、最も影響力のある人物の一人です。 カリビアとルイジアナに強固なルーツを持つレノックス牧師は、21世紀の人権および市民権分野の熱心な指導者の一人です。 彼は現在、ヒップホップ党(Hip Hop Caucus)の代表およびCEOで、ヒップホップ世代への支援を続けながら、政治や社会に対する彼らの意見を吸い上げ続けています。 レノックス牧師は、2004年の「Vote or Die」キャンペーンの共同発起人でもあり、 Russell Simmons’ Hip Hop Summit Action Networkの政治および草の根運動ディレクター(Political and Grassroots Director)や、Jay Z’s Voice Your Choiceのシニア・コンサルタントも歴任しました。また、イラク戦争反対の立場を積極的に表明し、平和運動の重要人物にも位置づけられています。 彼は、米空軍予備役の 将校だったこともあり、「ヒップホップ世代は戦争しない(Make Hip Hop Not War)」という国内バスツアーを率いて、若者を平和運動へと誘いました。
トム・クルーゼ(Tom Kruse)
トムは、ロックフェラー兄弟財団の民主主義実践プログラムのグローバル・ガバナンス部門のプログラム役員です。 2008年6月に本財団に関わり始め、プログラムの目的、戦略、取り組みの形成など含む、グローバル・ガバナンス助成金提供の開発および方向性の管理を行いました。 この財団に関わる以前は、ボリビア政府へのアドバイザーとして貿易と投資の方針、貿易特恵プログラムの継続、債務救済に尽力しました。 彼は在職中に、ボリビア政府や在外公館、ボリビア経済界のメンバー、国際金融機関、開発途上国の政府を専門的に支援している、ロックフェラー兄弟財団の助成金受取者などと、密接に連携していました。
ブラッケン・ヘンドリックス(Bracken Hendricks)
ブラッケンは、センター・フォー・アメリカン・プログレス(The Center For American Progress)のシニアフェローで、地球温暖化対策と経済成長の分野で活躍しています。 彼は、長年にわたり都市におけるグリーンジョブや、持続可能なインフラの創出、投資推進のリーダーを務めています。 オバマ大統領の政治活動や政権移行作業チームのアドバイザーを務め、米国再生・再投資法のクリーン・エネルギー部門の立案者でした。 また、クリントン政権下では米商務省の海洋大気庁や、持続可能な開発に関する大統領管轄協議会で、アル・ゴア副大統領の特別補佐官も務めました。 他にも、適正な雇用とエネルギー自給を目指した「アポロ・アライアンス」の設立議長やAFL-CIO、ペンシルベニア州知事エド・レンデルのエネルギー諮問タスクフォースを歴任し、多数の連邦議員、州議員、地方の政策立案者、選出議員のエネルギーと経済における顧問としても尽力しました。 ブラッケンの出版物には、共著書『Apollo’s Fire: Igniting America’s Clean Energy Economy』があり、共著者は 下院議員ジェイ・インスレー(民主党、ワシントン州)です。