2018年4月25日

【プレスリリース】350.org Japan: 米国環境ジャーナリスト、国際環境NGO 350.org共同創設者 ビル・マッキベンの 来日に伴う講演等のご案内

プレスリリース

2018年4月25日

350.org Japan: 米国環境ジャーナリスト、国際環境NGO 350.org共同創設者 ビル・マッキベンの

来日に伴う講演等のご案内

 

5月10日(木)~5月11日(金)にかけて、気候変動防止に取り組む国際環境NGO 350.orgの共同創設者であり、世界的ベストセラーである「自然の終焉」や「ディープエコノミー」の著者である米国環境ジャーナリストのビル・マッキベンが「脱化石燃料」の重要性を訴えるアジア太平洋講演ツアーの一環として来日します。

来日中、マッキベン氏は講演会や政治、経済における様々なキープレーヤーとの面会など様々な場において「化石燃料ダイベストメント(化石燃料からの投資撤退)」の最新の動きを伝えることで、日本の公的機関や民間金融機関が石炭火力への投融資を続けているのが、いかに「パリ協定」および世界の潮流に逆行しているかについて警告を発します。350.orgの日本支部350.org Japanが4月下旬に開始した、3大金融グループに対して石炭関連企業への新規融資停止を求める国際署名についても言及します。

マッキベン氏はボトムアップ型の気候変動対策として世界中に広まる「化石燃料ダイベストメント」キャンペーンを打ち出した人物であり、ニューヨーク市によって打ち出された米国大手石油会社5社に対する気候変動による被害の訴訟にも関わっています。現在、世界的にダイベストメントを表明した個人、団体、自治体や投資家の資産総額は6兆ドルを超えています。⽶国の環境分野においては⽶国元副⼤統領でノーベル平和賞受賞者のアル・ゴア⽒と並ぶ有名⼈物だと言われています。

5月11日には「市民・自治体・企業によって進められている『脱炭素化』」をテーマとしたメディア向けのブリーフィングを開催いたしますが、下記の公開イベントも取材・ご参加いただければ幸いです。個別の取材をご希望の方は、日時を調整いたしますので、[email protected] までご連絡下さい。

公開イベント一覧:

1)ビル・マッキベン初来日特別セミナー「気候変動対策の最先端:トランプ時代のエネルギー政策とパリ協定離脱の影響」

概要:世界を代表する環境活動家・ニューヨーク・タイムズ コラムニスト・350.org共同創設者のビル・マッキベン氏が、気候変動問題の実情とトランプ政権下のエネルギー・環境政策に立ち向かう市民ムーブメントの動向について特別講演します。第二部のパネルトークには東京大学名誉教授山本良一先生とNPO法人気候ネットワーク理事平田仁子氏をゲストとして日本の気候変動対策についてお迎えします。

参加登録はこちらから:https://goo.gl/forms/tQPmcs9ZsGqKOIfh1
日時: 5月10日(木)19~21時(18:30開場)
場所:ワテラスコモンホール 〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町2丁目101
主催:350.org Japan
参加費:¥1500・学生¥1000(1ドリンク+タパス付)

Facebook イベント:https://www.facebook.com/events/215405905886641/
*イベントでのマッキベン氏の発表はすべて英語で行われますが、日英の逐次通訳がつきます。

 

2)メディアブリーフィング「トランプ政権の意向に反して、市民・自治体・企業によって進められる『脱炭素化』」

概要:化石燃料ダイベストメントの世界的動向および化石燃料ダイベストメントを表明したニューヨーク市の米5大石油会社に対する気候変動訴訟などをテーマとしたメディア向けの特別ブリーフィングをビル・マッキベン氏が行います。

参加登録はこちらから:https://goo.gl/forms/tQPmcs9ZsGqKOIfh1
日時: 5月11日(金)11:30~12:30
場所:虎ノ門アルシュB1ホール 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-1-21 新虎ノ門実業会館地下1階(B1ホール)
*ブリーフィングでは軽食をご用意いたします。

 

3)Global x Local 世界の環境活動家の集い with ビルマッキベン & 辻信一

概要:気候変動防止に向けた市民によるボトムアップ型の取り組み、Local x Global、そしてダイベストメントというテーマをしたイベントを日本で初めてダイべスメントを行った寺院、横浜市戸塚区の善了寺で行います。イベント前半ではビル・マッキベン氏が講演をし、後半では日本を代表する環境活動家である辻信一氏を交えたトークを予定しています。

日時: 5月11日(金)19~21時(18:30開場)
場所:浄土真宗本願寺派善了寺 〒244-0002 神奈川県横浜市戸塚区矢部町125
主催:350.org Japan
参加費:¥1000・学生¥500
Facebook イベント:https://www.facebook.com/events/558328317872914/
*イベントでのマッキベン氏の発表はすべて英語で行われますが、日英の逐次通訳がつきます。

以上

 

環境ジャーナリスト・350.org 共同創設者 ビル・マッキベン略歴:
1960年12月8日、カリフォルニア州パロアルト生まれ。1982年マサチューセッツ州ハーバード 大学卒業。卒業と同時に、ニューヨーカー誌でスタッフライターの地位を得る。環境破壊の現 在と未来を論じた「自然の終焉(The End of Nature)」(1990年、河出書房新社)で地球温暖化 問題にいち早く警鐘を鳴らし、その名を全米・全世界に知らしめる。その後も「小さな経済」 の可能性を追求する「ディープエコノミー : 生命を育む経済へ(Deep Economy: The Wealth of Communities and the Durable Future)」(2008年、英治出版)を出版し、多数の言語に翻訳さ れ、世界的なベストセラーとなった。
2008年に、メイ・ブーヴィ(現 350.org 事務局長)が率いるチームとともに 350.org を設立。 2010 年には、「世界高の環境ジャーナリスト」として米タイム誌(2010年4月26日掲載)に 紹介された。(注1)2012年に、市民が取り組む気候変動対策として「化石燃料からのダイベ ストメント(投資撤退)」キャンペーンを全米ツアー「Do the Math(化石燃料の温暖化影響を 計算する)」に合わせて発表し、講演から一ヶ月以内に100 以上の大学でダイベストメントに 取り組む学生団体が立ち上がり、その後同キャンペーンは世界中へと飛び火していく。現在、 ダイべスメントを表明している機関の運用資産総額は6兆米ドル以上に達している。(注2)
他の主な著書には、「情報喪失の時代(The Age of Missing Information)」、「人間の終焉( Enough: Staying Human in an Engineered Age)」(以上、邦訳はすべて河出書房新社)など がある。  現在は、地球温暖化、代替エネルギー、遺伝子工学等について、ニューヨークタイムズなどの 多数の媒体で幅広く執筆活動を行っている。ミドルベリー大学研究員。

注1:​http://content.time.com/time/magazine/article/0,9171,1982309,00.html
注2:​https://gofossilfree.org/divestment/commitments/

 

︎350.org Japanについて :
350.org Japanは、米国ニューヨークを拠点にもつ国際環境NGO350.orgの日本支部です。当団体は、化石燃料ダイベストメントを日本で広めるために、2015年4月に設立されました。温暖化を加速させている化石燃料関連企業や、国民の安全や健康を危険にさらす原発関連企業へ投融資をしていない「地球にやさしい銀行」選びを消費者に促すキャンペーンを現在展開しています。

 

︎本件に関するお問合せ:
棚尾真理絵 350.org Japan 広報
TEL:090-2183-2113
MAIL:[email protected]