1. 温暖化という事実

現時点で地球の平均気温は、産業革命前と比べほぼ 1℃ 上昇し、ここからさらに0.5℃の上昇は免れないとされています。

0° C
+1° C
← Hotter
Global Temperature Index, 1880-2016 (NASA)

「たった1℃くらい…」その1℃が、すでに多くの人々の命を奪っています。

「1℃くらいの気温上昇なら」と思われるかもしれません。でも実は、大勢の人々にとって生死を分かつ大問題なのです。 ここ10年、観測史上もっとも暑い年間平均気温を何度も叩き出しています。

しかも気温上昇は、「ただ暑くなる」というだけの話ではありません。 気候の仕組みは複雑です。そのため、地球の平均気温がほんのわずか上昇するだけで、さまざまな危険な副作用を伴う、一大変化につながるのです。

最後に平均気温を下回った月は、1965年10月にまで遡ります。(Climate Central)

2. 原因は、私たち人間.

気候変動を引き起こしているのは、他でもない私たち人間。その主な理由は、化石燃料の消費です。気温上昇と温室効果ガスの排出は、ほぼ確実に相関しています。

地球温暖化と強く関係する温室効果ガスの一つが、二酸化炭素(CO2)です。大気中のCO2 濃度は、人類が地球上に誕生して以降、275ppm* 前後を保っていました。しかし産業革命をきっかけに、人類は石炭や石油などの化石燃料を大量に消費し始め、それに伴ってCO2濃度は急上昇しました。

現在、大気中のCO2 濃度は「安全な濃度の上限値」と言われる350ppmを大きく上回る400ppmを突破しており、地球温暖化は「危険水準」へと突入しています。安全な地球環境を維持するためには、今すぐ大気中のCO2 濃度を下げる必要があります。

地球の平均気温は驚異的な速度で上昇しています。氷河期から産業革命前までの5000年間で、気温の上昇は平均で4~7℃ 程度でした。しかし、産業革命以降の短期間で、地球の平均気温は既に1℃も上昇していて、このまま人類が化石燃料を大量消費する社会を継続させると、2100年までに最大で3.2℃~5.4℃上昇すると言われています。

過去42万年のCO2 濃度変化。産業革命以降の急上昇が特徴。(資料:NASA)

3. 科学的な根拠

97%という圧倒的多数の科学者たちは、「気候変動の原因は人間の排出する温室効果ガスにある」と指摘しています。気候変動の基礎科学に、議論の余地はありません。

Scientists march at the 2014 People's Climate March in New York City.

2014年、ニューヨークで開催された「ピープルズ・クライメート・マーチ」に集まった科学者たち。

気候変動を引き起こすCO2の役割について認めた、1981年のエクソン社内部メモ。

CarbonBriefによれば1.5°C未満に抑えるためには、2100年までの総排出量を約120Gtに制限する必要性があります。現在、世界てば毎年平均40Gtが排出されています。地中に埋まっている化石燃料埋蔵量は2,734から5,385Gtであると言われており、これは許容量の18倍から36 倍となります。

もし排出量が今後変わらない場合には、4年も経たないうちに気温上昇を1.5Cに抑えるための温室効果ガスの総排出量の上限に達してしまいます。今、私たちが劇的に排出量を減速させ始めれば、さらに数年の余裕を持つことができ、化石燃料の段階的廃止ができる可能性があります。ただし、これは新たな化石燃料採掘プロジェクトを一切行わない場合の話です。

1.5°Cの目標を達成するためには、かつて世界が経験したことがない規模の取り組みが必要なのです。

*Gt:ギガトン=10億トン

4. 広がる被害

Screenshot of climate impacts map on climatesignals.com

気候変動影響を示した世界地図。climatesignals.org(クライメート·シグナルズ)提供

たった1℃の気温上昇が、すでに地球全体に壊滅的な影響をもたらしています。

温暖化による自然災害の悪化はすでに起こっており、近年では熱波や洪水、干ばつ等の異常気象が世界各地で頻発しています。また、これらの自然災害による人類の生活や健康、食糧生産、水資源等や生物への悪影響も増え続けています。このまま進むと、地球温暖化は世界経済にも深刻な悪影響を及ぼすリスクがあります。

5. 私たちにできること

 

気温上昇を1.5℃未満に抑えるためには世界のCO2排出量を2030年までに45%削減、そして2050年までに排出量を「実質ゼロ」にする必要があるとされています。そのために私たちにできることがあります。

 

お金の流れを知る

低炭素社会を実現するためには、現在の社会全体を見直す必要があります。その一つが「お金の流れ」です。私たちのお金は、銀行や年金基金、政府の補助金で運営される公的機関や保険会社などの機関投資家の手に渡り、そこから株式や債券だけでなく、他にも多くの事業に使われています。 問題は、どんな事業や株式に投資・融資(投融資)されているかです。

実は私たちのお金が、地球温暖化を悪化させる化石燃料関連企業や、放射能汚染のリスクを抱える原発関連企業などへ流れているのです。

 

ダイベストメント

「ダイベストメント」とは、「インベストメント(投資)」の逆で、資金を引き揚げるという意味です。個人の預金先や投資先に化石燃料や原発に投融資していない機関を選んだり、所属先の組織に対してダイベストメントを訴えたりすることで、持続可能な社会への移行を加速させることができます。

もし、私たちのお金を含む大規模な資産を運用をする銀行・保険会社・年金基金がダイベストメントし、引き揚げた資金を持続可能な社会の実現に取り組む企業に投融資すれば、私たちの手で環境と社会に配慮した金融制度を築くことが可能です。

詳しくはキャンペーンをチェック
レッツ、ダイベスト!

 

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